京都「新春の市」と東京「新作浴衣展」 同時開催です!

先日、東京初市は終わりましたが、引き続き京都と東京で展示会を同時開催致します。まず京都ですが、「新春の市」と題し、様々な絹の新作を発表致します。会期は、1月10日(火)11日(水)の2日間、京都本社にての開催となります。
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同時に東京ですが、「東京浴衣展」と題し、東京の問屋さんの浴衣発表時期に併し開催致します。会期は1月10日(火)11日(水)、16日(月)17日(火)の4日間、場所はスタジオアレコレです。
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全国の呉服店の皆様のお越しを心よりお待ちしております。

2017年年頭所感

藤井絞の2017年は本日1月4日より始動です。穏やかな年末年始で、ここ6,7年の年頭所感ブログを見返し、いろいろと考えることがありました。「選択と集中」「チャレンジ」「守破離」「急・究・求」「変える・変わる」「挑戦」と様々なことを年頭にスローガンとして掲げ、取り組んで参りました。出来たこと、そうでなかったこと結果はいろいろありましたが、概ねイメージしていた方向に進んでいるように感じています。特に近年SNSの普及により、情報伝達のスピード、拡散が圧倒的で、そこを踏まえて発信することの大切さを痛感しています。このブログも当初より更新頻度が下がり、発信をFacebookに移行してきましたが、思っていることを伝えるにはブログは有効手段だと改めて考えるようになりました。正直、今年のスローガンを何にしようかたいへん迷い、以前のブログを読み返していて気付いたことです。自分で言うのもなんですが、よく考えて丁寧に書いていることに驚き、良い回顧ができました。お時間ございましたら是非お読み下さい。

それを踏まえ今年のスローガンは「創造」にしました。創造とは、新しいものを産み出すこと、とあります。すべてが新しいものではなく、組合せや焼き直しにより創るものも含みたいと思います。取り組みたい創造はたくさんあります。顧客創造、市場創造、商品創造、価値創造、技術創造、職人創造などです。
顧客創造、市場創造、商品創造、価値創造は密接な関係があります。価値をきちんと伝え、顧客、市場に訴える。その為に商品創造は欠かせません。まず、顧客=呉服店ですが、昨年京都での展示会案内状の作成、発送を中止したことにより様々な反応がありました。情報の発信をFacebookに限ったこともあり、情報が届いていない状況でした。ですので今年は少し出してみようと計画しています。逆に市場=消費者からはお問合せも年々増え、認知度が上がってきていることを肌で感じています。こちらには昨年から始めた常設展示でニーズにお応え出来ると考えています。昨年も書きましたが、弊社はあくまでも卸売業ですので、お取引のある呉服店にてお求め頂く形になりますことご了承下さいませ。弊社社員に任せています「商品製作室」ブログにて、商品の作り方や思い、職人さんの紹介などを通じ、藤井絞のものづくりの思い、価値を発信しています。今年も引き続きよろしくお願い致します。

ここ数年のブログで毎年書いていたのが新しい職人の育成です。職人創造、技術継承は毎年の課題でここが1番うまくいってません。この仕事を、価値ある、やりがいのあるものとして伝え、魅力のある未来のある業界にすることが大切です。きものを軸として技術を継承し、次にインテリアやテキスタイル、他国の文化やブランドと交わることにより新しい素材への技術展開が出来ないか模索しています。参画しています『きものアルチザン京都』も「きものを未来へ」をスローガンとし、きものに施す技術を何かと組合せ出来ないかと世界へ出て行っています。辛辣ですが、きものだけで伝統的工芸品の技術を守れるとは思っていません。これからの職人には、きものとそしてきものと違うものに表現することが必要になります。職人創造は今後「京鹿の子絞」を残すため必ず必要なことで急務です。ですので今年計画している企画で新しい職人を育てることが出来ればと考えています。

いろいろ書きましたが「創造」するためには、楽しんで面白く仕事をすることが必要です。業界は益々縮小していく中で、どれだけ楽しめるか、価値、魅力を伝えられるか、おもしろく仕事が出来るか、そういう会社しかうまく残らないのではないかと考えています。理想ですが、そういう業界になればきものの「未来創造」ができ、新たな市場創造に発展していくのではないでしょうか。弊社に関して言えば、藤井絞の創るものは、素敵で且つ価値があり、職人の技術や思いが詰まったものであり、皆様が欲しいと思ってもらえる会社になることを目指します。

それでは本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

藤井絞株式会社 藤井 浩一

2016年を振り返って

藤井絞は昨日12/26に、2016年の営業を終了致しました。今年もたいへんお世話になりありがとうございました。本当にご無沙汰しております。久しぶりのブログ更新となりました。今年1年間で2回目という更新結果で、恥ずかしい限りです。尚、メディア掲載やイベント、展示会などの情報は藤井絞のFacebookで発信していますので、そちらをご覧下さいませ。

https://m.facebook.com/fujiishibori.kyoto/

今年の目標は「挑戦」でした。展示会の案内状の原則廃止、常設展示、ニューヨークやシンガポールにおいての「きものアルチザン京都」の取り組み等、今までに経験したことが無いことに挑戦しました。結果は、良い面が多かったと感じています。

まず案内状ですが、正直来客数への影響はあったと感じています。案内状を送って来ないと苦情を仰る方や離れる方もいらっしゃいました。予想していたことでしたが、減少が許容範囲内であったことは助かりました。案内状を送りませんと書いていても、伝わっていないことに対してアナウンス不足の反省もありました。減少の反面、良いこともありました。一軒一軒のお客様としっかり打合せや商売ができ、商いの質が高まりました。より密接にお客様と結びついたことはこれからの取組みに大いに寄与してくると考えています。来年は案内状を浴衣シーズンだけ数回出す予定にしています。有難いことに年々浴衣の商いは増えていっています。すっかり屋台骨となった浴衣。新柄もたくさん出来上がってきていますので、発表をお待ち下さい。

次に常設展示ですが、お客様の御来店にスムーズに対応でき、特に浴衣シーズンには好評でした。秋口以降は展示会が重なり、商品の出入りが多かった為、展示が難しいこともありました。年々京都に来られる方が多くなってきましたので、この取り組みは続けていきたいと考えています。

参画しています「きものアルチザン京都」としての海外への挑戦は、ニューヨークでのファッショショー、シンガポールでのテーブルコーディネートの2つがありました。異国で魅せる取り組みは、常にチームワークの大切さと時間との戦いでした。自分たちだけでは到底成し得ないショーや展示を、支え、応援して下さいました方々に心より感謝申し上げます。7年目を迎えました「きものアルチザン京都」ですが、これらの挑戦を通じ、飛躍的に成長出来た1年になりました。結果、テレビ、新聞、雑誌とメディアに取り上げられ、様々なオファーを頂くようになりましたことは、たいへん有難く、やって良かったと実感しています。来年も様々なことに挑戦し、成長していきたいと考えています。

挑戦することにより、すべてが良い方向になるということはありません。しかし、挑戦しなければ見えない世界があり、そしてその経験が残り、次どうしたらよいかの指標となります。新しい経験、体験の積み上げこそがこれから特に大切になってくると感じます。

来年はどのような1年になるのでしょうか。言えることは挑戦し続け、結果を出していかないと本当に間に合わない状況です。新たな挑戦として職人の後継者を創ることに本格的に取り組みたいと考えております。

最後になりましたが、今年もたいへんお世話になりありがとうございました。来年の藤井絞の始動は4日からになります。来年も変わらぬお引き立てを賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。それでは皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

藤井絞 藤井 浩一

2月1日,2日 京都開催 「藤井絞 綿麻浴衣早期受注展」のご案内。

2016年2月1日(月)、2日(火)に藤井絞の「綿麻浴衣早期受注展」を開催致します。

おかげさまで年を重ねる毎にファンが増え続ける弊社の浴衣の早期受注展となります。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

日  程 : 2月1日、2 日 9時~17時
場  所 : 藤井絞 本社にて

京都 2016年2月 浴衣 2-01 京都 2016年2月 浴衣 2-02

2016年 年頭所感

藤井絞は本日4日より今年のスタートを切ります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

弊社は昨年2月に、おかげさまで創業100年を迎えることが出来ました。
これもひとえに、商品を作って下さる職人さん、そしてその商品をご愛顧頂いています皆様のおかげと心より感謝申し上げます。

それでは次の100年に向かう年頭に際し、今年の取組み、目標を記します。

今年のテーマは『挑戦』とし、様々な改革、新しい取組みを始めます。

何に対して挑戦するのかと言いますと、まずは今まで弊社が当たり前と思い続けてきました、呉服店様向けの展示会の案内状の配布を4月より原則廃止致します。案内状はもちろん大切だと思っていますが、呉服店様の来社の動向に変化が出てきたように感じ、この決断に至りました。

弊社は約6年前より、プロデューサーに案内状の撮影、構成を依頼してきました。今まで製作してきた軌跡をご覧下さい。

http://blog.fujiishibori.jp/dm_archive

どの案内状も思い出深く、顧客の掘り起こし、新規開拓に大きく寄与しました。特に浴衣の発表月は、案内状の商品を求め、たくさんのお客様にご来店頂きました。

しかし近年はその動きが一段落し、情報はネットから得る新規のお問合せが増え、来社されるお客様の顔も随分と変わってきました。時代の流れを感じています。

弊社の展示会はほぼ社内で行いますし、月初めということも決まっています。だとすれば、その内容は紙ベースで伝えなくともいいんじゃないかと葛藤がありました。案内状をどれだけお送りしても来られない方もいらっしゃいますし、それなら欲しい方に欲しい情報をネットを通じ発信する方が良いと判断しました。

ここ2,3年ずっと書いてることで当たり前ですが、好きな人、欲しい人しか要らないんです。皆様に届けようとするのは無理がありますし、限界があります。そして弊社は絞り染めの商品しか作っておりません。そこで今回の決断に至りました。展示会を行っているメーカーや問屋ではまずしない選択だと思います。ですので、新しい挑戦で、次年度4月からスタートする予定です。社内で毎月何がしかやっておりますので、案内が無くても御用命がある方々は是非お越し下さいませ。

そしてそれと同じくして、社内にて商品の常設展示を行う予定です。いつお越しになられてもご覧頂けるようにしたいと思っています。数年前より浴衣の参考小売価格を設定し、最近は絹にも設定しています。最近、特に浴衣ですが『どこで買えるのですか』というお問合せがたいへん多く、そのお声に応えるべく対応を考えています。 呉服店様とご一緒でも結構ですし、お取引のある呉服店様にご相談頂き、自らお越し下さっても結構です。呉服店様とお付き合いがない方や直接お買い求めになられたい方はご連絡頂けましたらご対応致します。ここが一番大切なことですが、直接お買い求め頂きましても価格は変わりませんので、ご了承下さいませ。基本的には土日祝日はお休みを頂戴しておりますので、ご確認下さいませ。そしてこれから弊社が小売業に特化するということではなく、あくまで卸売業がメインですので、呉服店様におかれましては今までと変わらぬお取引をどうぞよろしくお願い致します。

次に世界に向かっての大きな挑戦があります。年末にも書きましたが、2月に開催されます【ニューヨークファッションウィーク】にて、きもので初めてのファッションショーを総合プロデューサー「浅井広海」さんのもと『きものアルチザン京都』のメンバー11社のきもの、帯、小物で行います。心から信頼している大切な仲間と、誰も見たことがない、体験したことのない空間、時間を感じに行きます。海外で新品の未仕立てのきものを販売する事はものすごく高いハードルだと思っていlます。もちろん結果きものの販売に結びつくのがベストですが、我々アルチザンは、きものに根ざした技術を携え、その技術をビジネスとして、世界の文化と結びつける礎になればと考えています。そして3月にはシンガポールにて、アルチザンの染織技術を使ったテーブルコーディネートをシンガポールデコショーにて展示致します。これからの世界への挑戦、是非ご期待下さい。

きものアルチザン京都
https://www.facebook.com/kimono.artisan/

ニューヨークファッションウィークへの挑戦
https://www.facebook.com/kimonotonyfw/

シンガポールデコショー
http://kimono-artisan.jp/artisan-blog/?p=24

それから何と言いましても上記のことが出来るのも職人さんの技術あっての話しです。職人さんの高齢化と後継者不足により、技術伝承が難しくなってきています。今年こそは新しい職人さんを育てるスタートにしたいと思います。追い風で行政の方々と民間が真剣に取り組み、染織の未来を考える協議会が作られる予定です。官民一体となりしっかり考え、行動に移し、きものの未来を作っていければと考えています。

最近、お客様との接点が多く、とても近くなっています。求められることも欲求も年々高度になってきています。そのニーズに恒久的にお応えすべくこの挑戦があるといえます。

個人的ですが、今年私は45歳になります。現在所属しているすべての青年会は卒業年度となります。今年がひとつの区切りです。今、考えていることすべてに挑戦し、今後どうしていくか決断する年と決めています。

吉と出るか凶とでるか。自分自身とても楽しみです。

長々となりましたが、最後にこの言葉で。

道 『人は歩みを止めた時に、そして、挑戦をあきらめた時に年老いていくのだと思います。この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ。』

今回の挑戦、批判も多いと思いますが、自分が決めたこと。明るく楽しく前向きに、今しか出来ないことに挑戦し、未来を見据える1年にします。どうぞ温かくお見守り下さいませ。

藤井絞 藤井 浩一