第61回京都染色美術展

「第61回京都染色美術展」

と き : 3月28日(水)、29日(木)、30日(金) 各日とも9時~17時まで (入場は16時半まで)


ところ : 京都市美術館 (京都市左京区岡崎公園内)

第61回京都染色美術展まで残りあと1週間となりました。


私は今回、「広報」を担当しております。
案内状、ポスター、チラシはもちろん、FB、twitter、ブログを通じて、広く告知して
何とか一人でも多くの方にご覧頂きたいです。

主催者の「京都染色美術協会」(以下、美協)のFBページも立ち上げましたので、ご覧下さい。
会の趣旨や所属会員、作品等、ご案内しております。
http://www.facebook.com/kyoto.bikyo

そろそろTVはじめ、どのようなメディアに登場するかご案内できると思います。
すべて今までは、やってこなかった取組みです。

そんな中、どのような思いで現在に至るか、美協史上最年少(35歳)の会長を引き受けた、「丸太遠藤」の
遠藤豊延さんの、ある広報用の文章をもってご紹介したいと思います。

以下、会長文です。

この度、第61回京都染色美術展を、3月28日(水)、29日(木)、30日(金)の3日間、「京都市美術館」にて
開催致します。
この展覧会は「京都染色美術協会会員」によるものです。京都染色美術協会は、昭和27年4月に
当時の蜷川京都府知事ご指導のもと発足し、同年9月に東京の芝美術倶楽部にて第1回の美術展を行う事から
活動は始まっております。

京友禅、京鹿の子絞、京繍を中心に構成されました「京都染色美術協会」は、以後【美協】と業界内で呼ばれ、
京都の染色の歴史に華々しい歴史を刻んでおり、自他共に業界内で最高峰の展覧会である、
という評価を頂いております。
また、公的な美術館で、現代のきものを作品として展示できる、唯一の展覧会でもあります。

ただ、近年の染色業界を取り巻く環境や、市況の変化により会員は減少を続けており、特に近年は激減し、
昨年の第60回展覧会には、正会員15名•青年部9名の会員となりました。

60回展覧会を終え、現在の市況、今後の情勢を考えると美協の存続は困難である、
戦後の染色発展に対する美協の役割は終わったのでは、という意見があり、60回を終えるのを機に美協を休会した方が
よいのではないか、という意見も多く出ました。
ただ、美協に愛着のある青年会の会員からは何とかこの難局を乗り切り将来へ伝統を繋いでいきたい、
染色の最高峰の会をこのまま休会する事は業界にとってマイナスの要素にしかならない、と立ち上がりました。

ただ美協は、歴史が古く、青年部の会員が簡単に運営していけるようなものではなく、元々の美協の会員としても、
青年部は美協の精神の理解の深さがないので任せられない等々、様々な話しがありました。
話しは困難を極めましたが、諸先輩にもご理解頂き何とか、「第61回」の開催にこぎつけた次第であります。

第61回に関しましては、第60回記念展の青年部幹事長を努めました「丸太遠藤」遠藤豊延が会長になり
進めて参ります。

まず新体制に伴い、新規会員の勧誘をすすめました。こちらに関しましても、会員数を増加させたいという思いと、
美協の会員の作品に値するかどうか、という葛藤のもと、何とか7社の会員が新たに参加し、
第60回と同数の15社にて展覧会を迎えます。
初出展の7社は、30代前半~40代前半の業界若手で、次代の担い手です。これからのきもの業界に対する思いが
熱いメンバーばかりです。
今までの美協とは違った作品に出逢え、且つ各社、年に一度の渾身の作品が出て参ります。
各社3点、合計45点以上の作品をご覧頂けます。
また、今回の出展にあたり、作品を作った会社の歴史や思い、また作品名も明示致します。
展示に関しましては、今までとは違う趣きなので、きものをよくご存知ない、美協を知らない方でも
楽しめる趣向になっております。

付け加えまして、展覧会が60回で一区切りした事と、新規会員が7社と多数な事から、美協の歴史、
作品の心意気を学ばせて頂くと言う意味で、『メモリアル展〜美協60年の歩み〜』と称し、
美協の歴史を彩られた先輩方の作品展も併催致します。
そちらの商品には商品毎にキャプションをつけ、着物への思いや着物の持つストーリー、
奥深さも感じて頂ければと思っております。

また、協力展の「西陣手織協会」も40周年を迎える事から『西陣手織協会40周年の歩み展』も併催。
帯以外の歴史ある織物も展示予定です。

京都染色美術展を継続・継承することにより、京都の伝統産業、日本の文化である「きもの」を大切に
守っていく所存でございます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

                                                         以上

この転換期に、青年部みんなで熱い思いをぶつけあい、美協史上最年少の会長を立てて、美協存続の道を選びました。

どこまでのことが出来るか分かりませんが、私たち自身、たいへん楽しみにしております。
今回は、新会員の作品や、メモリアル展など、過去にも増して、見所が本当に盛りだくさんです。

年度末のたいへんお忙しい時期ではございますが、万障お繰り合わせの上、一人でも多くの方にお越しいただきたく
伏してお願い申し上げます。

第61回京都染色美術展」への2件のフィードバック

  1. あや子

    熱い!熱いですね!
    自分の過去も思い出しました・・・いえ、もっと小さな話ですけど。

    先日のメーカー希望小売価格の設定といい、若手経営者の会といい、消費者としても熱い思いになります。自分の届く範囲ですが発信していきます。

    日本中に埋もれている数えきれないくらいの「着物着たいけど着ない人口」を早急に取り込むべく、まずは価格にメスを望みます。諸刃の剣かとも思いますが、プレタもうまく使って…とにかく着てないものを着てもらうことから始めねば…
    ずっと気になっておりましたが業界の方からしたらプレタはどういう位置づけなのでしょう?

    着物が洋服を席巻する日を信じて。

    返信
    1. fujiishibori 投稿作成者

      あや子 様
      コメントありがとうございます。
      私見ですが、プレタ、アンティークを含め、まず「きものを着る」という気持ちと入り口が大切かと考えています。
      ある統計で、「きものを着てみたい」という方の割合は、たしか7、8割の高い関心度だったと思います。
      その潜在的な需要はある、でも弊社も含め、業界は捉えきれていないのではないでしょうか。

      最近、きものを着る人は増えているようなかんじがしますが、買う人は減ってきています。
      ここのギャップは大きいですね。

      おっしゃるように、きものが洋服を席巻する日が来るかどうかはこれからですが、
      ふつうに、「今日は、洋服にしようか、きものにしようか」と選択肢に入ってくると
      その日も近くなるかもしれませんね。

      そのような日が近いうちに来るように取り組みたいと思います。

      返信

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