2016年 年頭所感

藤井絞は本日4日より今年のスタートを切ります。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

弊社は昨年2月に、おかげさまで創業100年を迎えることが出来ました。
これもひとえに、商品を作って下さる職人さん、そしてその商品をご愛顧頂いています皆様のおかげと心より感謝申し上げます。

それでは次の100年に向かう年頭に際し、今年の取組み、目標を記します。

今年のテーマは『挑戦』とし、様々な改革、新しい取組みを始めます。

何に対して挑戦するのかと言いますと、まずは今まで弊社が当たり前と思い続けてきました、呉服店様向けの展示会の案内状の配布を4月より原則廃止致します。案内状はもちろん大切だと思っていますが、呉服店様の来社の動向に変化が出てきたように感じ、この決断に至りました。

弊社は約6年前より、プロデューサーに案内状の撮影、構成を依頼してきました。今まで製作してきた軌跡をご覧下さい。

http://blog.fujiishibori.jp/dm_archive

どの案内状も思い出深く、顧客の掘り起こし、新規開拓に大きく寄与しました。特に浴衣の発表月は、案内状の商品を求め、たくさんのお客様にご来店頂きました。

しかし近年はその動きが一段落し、情報はネットから得る新規のお問合せが増え、来社されるお客様の顔も随分と変わってきました。時代の流れを感じています。

弊社の展示会はほぼ社内で行いますし、月初めということも決まっています。だとすれば、その内容は紙ベースで伝えなくともいいんじゃないかと葛藤がありました。案内状をどれだけお送りしても来られない方もいらっしゃいますし、それなら欲しい方に欲しい情報をネットを通じ発信する方が良いと判断しました。

ここ2,3年ずっと書いてることで当たり前ですが、好きな人、欲しい人しか要らないんです。皆様に届けようとするのは無理がありますし、限界があります。そして弊社は絞り染めの商品しか作っておりません。そこで今回の決断に至りました。展示会を行っているメーカーや問屋ではまずしない選択だと思います。ですので、新しい挑戦で、次年度4月からスタートする予定です。社内で毎月何がしかやっておりますので、案内が無くても御用命がある方々は是非お越し下さいませ。

そしてそれと同じくして、社内にて商品の常設展示を行う予定です。いつお越しになられてもご覧頂けるようにしたいと思っています。数年前より浴衣の参考小売価格を設定し、最近は絹にも設定しています。最近、特に浴衣ですが『どこで買えるのですか』というお問合せがたいへん多く、そのお声に応えるべく対応を考えています。 呉服店様とご一緒でも結構ですし、お取引のある呉服店様にご相談頂き、自らお越し下さっても結構です。呉服店様とお付き合いがない方や直接お買い求めになられたい方はご連絡頂けましたらご対応致します。ここが一番大切なことですが、直接お買い求め頂きましても価格は変わりませんので、ご了承下さいませ。基本的には土日祝日はお休みを頂戴しておりますので、ご確認下さいませ。そしてこれから弊社が小売業に特化するということではなく、あくまで卸売業がメインですので、呉服店様におかれましては今までと変わらぬお取引をどうぞよろしくお願い致します。

次に世界に向かっての大きな挑戦があります。年末にも書きましたが、2月に開催されます【ニューヨークファッションウィーク】にて、きもので初めてのファッションショーを総合プロデューサー「浅井広海」さんのもと『きものアルチザン京都』のメンバー11社のきもの、帯、小物で行います。心から信頼している大切な仲間と、誰も見たことがない、体験したことのない空間、時間を感じに行きます。海外で新品の未仕立てのきものを販売する事はものすごく高いハードルだと思っていlます。もちろん結果きものの販売に結びつくのがベストですが、我々アルチザンは、きものに根ざした技術を携え、その技術をビジネスとして、世界の文化と結びつける礎になればと考えています。そして3月にはシンガポールにて、アルチザンの染織技術を使ったテーブルコーディネートをシンガポールデコショーにて展示致します。これからの世界への挑戦、是非ご期待下さい。

きものアルチザン京都
https://www.facebook.com/kimono.artisan/

ニューヨークファッションウィークへの挑戦
https://www.facebook.com/kimonotonyfw/

シンガポールデコショー
http://kimono-artisan.jp/artisan-blog/?p=24

それから何と言いましても上記のことが出来るのも職人さんの技術あっての話しです。職人さんの高齢化と後継者不足により、技術伝承が難しくなってきています。今年こそは新しい職人さんを育てるスタートにしたいと思います。追い風で行政の方々と民間が真剣に取り組み、染織の未来を考える協議会が作られる予定です。官民一体となりしっかり考え、行動に移し、きものの未来を作っていければと考えています。

最近、お客様との接点が多く、とても近くなっています。求められることも欲求も年々高度になってきています。そのニーズに恒久的にお応えすべくこの挑戦があるといえます。

個人的ですが、今年私は45歳になります。現在所属しているすべての青年会は卒業年度となります。今年がひとつの区切りです。今、考えていることすべてに挑戦し、今後どうしていくか決断する年と決めています。

吉と出るか凶とでるか。自分自身とても楽しみです。

長々となりましたが、最後にこの言葉で。

道 『人は歩みを止めた時に、そして、挑戦をあきらめた時に年老いていくのだと思います。この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ。行けばわかるさ。』

今回の挑戦、批判も多いと思いますが、自分が決めたこと。明るく楽しく前向きに、今しか出来ないことに挑戦し、未来を見据える1年にします。どうぞ温かくお見守り下さいませ。

藤井絞 藤井 浩一

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>