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2018年を振り返って

藤井絞は先週12月21日をもちまして、今年の業務を終了致しました。随分遅くの締めのブログとなり心苦しい限りです。ブログを書くのも年始以来と、ここ数年はHPよりもFacebookでの発信に重心を置いていますことをお許し下さいませ。

さて、藤井絞の2018年の目標は「ブランディング」でした。ブランディングに、より注力した1年間を目指しました。何をしてきたかなと振り返りますと、昨年のデザイン公募から生まれました藤井絞の製作する『59kimono 』は新しい取組でした。消費者の方々が着たいデザインを描き、人気投票で作るものが決まるという、たくさんの方々を巻き込んだ外に向けた働きかけは、今までにないプロモーションでした。結果『59kimono 』がよく知られる一役を担うことになり、そしてたいへんご好評を頂き、ご注文も今までで1番多かったです。

次に5月に開催されました『東京キモノショー』にて、藤井絞初のファッションショーを行いました。モデルは一般消費者の皆様にお願いし、ご自分の好きな藤井絞の浴衣や着物、帯でご登場頂く能動的参加型システムを取りました。多くの藤井絞ファンにお集まり頂き、また様々な藤井絞を実際にご覧頂くきっかけとなりました。概ね好評でしたので、来年の『東京キモノショー』でも行う予定です。

また新しい取組としましては『木綿のきもの』を作ったこともありました。そしてそれをきもの業界への発表より先に、秋に開催されました『きものサローネ』で消費者の方々に向け発表致しました。木綿に見えない素材感で、一反からオリジナルを染められるという特徴で、たいへん好評でした。今後はシリーズ化をして絹ではできない小回りのきく商品を目指したいと思っています。どこかでご覧になる機会がございましたら、是非お手にとってみて下さい。

最後に1番大きな取組だったのは、藤井絞のinstagramを始めたことです。今年の1月初旬から新入社員に任せて投稿をお願いしました。商品や工程を覚えたり、季節感を考えたり、言葉や文章が万人に伝わるように書くことは、彼にとってものすごくプラスになったのではないでしょうか。ご覧頂いている方もいらっしゃると思いますが、着眼点がなかなかで、手前味噌ですがよく考えた良い投稿が多く、藤井絞のアピールに大きく貢献しました。中でも、男物浴衣と、折りたたみ日傘の投稿は消費者からの問合せがたいへん多く、実際によく販売に繋がりました。instagramからの動きは、今までには無かったものが多く、結果がすぐに出る新しいツールとなりました。

ここまで書いてきて思うことは、どれも消費者の皆様に対する事例が多く、その為のブランディングであったという1年でした。藤井絞のSNS→消費者が見る→きもの業者に伝える→藤井絞に商品の確認(ここまでは情報の流れ)、(ここからは商品の流れ)藤井絞→きもの業者→消費者という新しい流れがより顕著になりました。これは狙っていたことで、結果、良い方向に進みました。希望小売価格を定めていることもこの流れを作る大きな要素でした。何回も申し上げたり書いておりますが、弊社は小売業をやっておりません。藤井絞の商品はきもの業者の皆様を通じて、消費者の方々への販売となります。その流れがよりスムーズになることが「ブランディング」の大きな目的なのです。その目的は少しずつですが、前に進んでいる実感を得た1年でした。藤井絞のinstagram、是非のフォローをよろしくお願い致します。 kyoto_fujiishibori

私にとりましては、京都に来て、会社に入って20年、そして社長になって10年の節目の年でした。振り返りますと良い事、そうでない事が交錯する少し難しい年だったと思います。来年は年男ですし『猪突猛進』が出来る最後の廻り年かなと感じております。やはり挑戦無くして新しいことは生まれませんし、良くなる要素が少ないことも否めません。いろいろと新しい取組の中から支持されるものが出てくると思いますので、多動的にどんどん進めていくつもりでおります。

最後になりましたが、今年もたいへんお世話になり、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。来年もより一層のご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。それでは皆様、どうぞよいお年をお迎え下さいませ。

藤井絞株式会社  藤井 浩一